光と影

暗い影は、まばゆい光を際立たせる。


まばゆい光の傍には、必ずひと際深い影がある。



光と影は一緒にあるものだけど

きれいで美しい光ばかりを求めがち

どんな輝きを放つ人も

表面だけでは見えない

影の部分

努力や、苦労、悲しみや孤独、醜さ

そういうものを抱えてもがいている。

でも、それを見せつけて生きることをよしとせず

ひた隠しにしながら

輝きに変えようと

一生懸命もがく

その姿が

結晶のような輝きに昇華する。


自分にしかわからない

その『影』をほこりに思って欲しい。

悩み苦しむのは

がむしゃらに生きているから。

真摯に向き合っているから。


私はそう思っています。



だけど、真夏の炎天下みたいな

強烈な光と影は

できれば、たまにがいい。



光も影も曖昧になってしまうような

うす曇りな毎日が楽でいい。



Aさま、

『私の長所はどこやろう？』

私のこたえです。




うすぼんやりとした光の中で

これまた、まったりと日干し中の

トラノオ！

一体どこまで増えるんだろう！

『アロマヒーリングルームはちみつ』
村林由佳子