はちみつ色の時を刻んで |
2009-03-27 Fri 20:43
アロマセラピーサロンで『はちみつ』というのは
とても珍しいようです。 サロン名を考えるのは、なんとなく気恥ずかしいものでした。 横文字を使いたかったり…とか ![]() どこにもないカラーを出したい! な~んて意気込んでしまっているので ![]() あんまり横文字やら気品のありすぎる名前は 私自身にしっくりこないことに気付き ![]() 色々考えたのですが ある日突然お告げのようにコレダ!と思いつき 「はちみつ」に決めました。 以前の日記でスピッツの「はちみつ」というアルバムが 好きだからと書いたのですが 他にも大きな理由がありました。 介護職をした事があったのですが そこで出会った50歳年上のお友達がいたのです。 退職してからも毎週遊びに行っては 彼女の笑顔に癒され、お互いの悩みを話したり それはそれは楽しい時間を過ごしていました。 彼女は車イスで生活しながらも、 自分で出来ることは自分で行いながら どうしてもできないことは、人をたより 毎日静かに、少し寂しげに暮らしていました。 私などは、自分の事も自分で出来ない 未熟極まりない人間なので その彼女のガッツ ![]() そのまま私の原動力になっていた気がします。 私はいつも16時ごろ その部屋を訪れていました。 お風呂からあがり、ティータイムを済ませ 彼女が自室に戻る時間です。 西向きのお部屋には 黄色とオレンジの間 蜂蜜のような色の日差しが差し込みます。 昼時も薄暗い部屋でしたが、その時間は黄金色に輝きました。 とても愛しく大切な時間でした。 そんな夕日を見ながら 「はちみつ」という言葉を思いつきました。 彼女と『はちみつ』時間を過ごすことは もう、できなくなってしまいましたが。。。 私が体験した大切な時間を 違った形でも味わってもらえたら そんな思いを詰め込んだ『はちみつ』です。 偶然なのか何なのか 私のキャラにも合っているようで 「ああ納得」と言ってくださる方が 多いのもありがたいことです ![]() たぶん、食べ物の名前だからだと推測されます。 由佳子 スポンサーサイト
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